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ガンは、網膜芽細胞腫や家族性大腸ポリポーシスなどのごく一部を除くと一般的には遺伝病ではありません。しかし、お医者さんに「血縁でガンにかかられた方はいらっしゃいますか」と聞かれることがあります。健康診断などのアンケートでも、親族にガンにかかつた人がいるかどうか問う項目があります。これは、似たような体質は遺伝することからきています。消化器なら消化器と、かかりやすいガンの部位は、引き継がれるケースも多いのです。
たとえば両親が、胃ガンで亡くなられたとしたら、その子どもは、消化器、とりわけ胃ガンができやすいということがいえます。
人間は、病気発症の臨界点を持っています。ガンが発症しやすい生活を続けて、臨界点が低い人はガンにかかりやすく、同じような生活でも臨界点が高い人は、ガンにかかりにくいといえるでしょう。身体の部位にも、それぞれ高い臨界点、低い臨界点があると考えていいのです。
大酒を飲んでヘビースモーカーの人間が、肺ガンにも肝ガンにもかからないのは、免疫力が強く、臨界点が高いということがいえます。さらに、身体的な遺伝だけでなく、同じような生活習慣を送るということがいえます。同じような食べ物を食べ、両親に偏食があれば、その子どもも同じように食事に偏りがあると考えてほとんど間違いありません。
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