肺ガン
喫煙が肺ガンを誘発することは、誰でも知っていることでしょう。タバコの煙には、50種類もの発ガン物質が含まれていると述べましたが、もう少し詳しく説明します。平成12年6月1日の日本経済新聞の記事に国立がんセンターが喫煙のリスクを発表しています。20歳から毎日20本タバコを吸い続けると、6人に1人が肺ガン死になり、毎日40本だと3人に1人になると報告しました。このデータは約1万人を 対象とした「喫煙と健康問題に関する実態調査」を平成11年未まとめた分析で分か ったもので、日本でこれだけ大規模な調査から喫煙と肺ガンの因果関係を具体的な数字で示したのは初めてのことです。
また平成13年4月15日の朝日新聞の記事に一日40本のタバコを20歳から毎日吸う人は、肺ガン死の危険が非喫煙者より約90倍高いと国立がんセンター研究所の研究結果が報道されました。
喫煙が肺ガンの主な原因ですが、その他にも大気汚染も見逃すわけにはいきません。自動車から排出される排気ガスも発ガン物質を含んでおり、高速道路の沿道では、発ガン率が異常に高いというデータがあります。とくにディーゼルエンジンから排出されるNOxに強い発ガン性が認められます。
大気汚染に限っていえば、その発生源は自動車だけにとどまらず、火力発電や工場の排気ガスも関係しています。
壁材、タイル、電気絶縁材などに使用されてきたアスベストは、粉塵となって肺を刺激し、ガンを誘発します。今では使用禁止になっていますが、それでも古いビルでは使用されています。東京都の新都庁舎ビルの外壁でアスベストが使用されていることが分かって問題になりました。ビルの解体現場では、アスベストが飛散する可能性が高く、事実、阪神大震災のときは、高濃度でアスベストが空気中から検出されました。アスベストに限らず、粉塵をできるだけ吸いこまないことです。
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