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病気を治すのは医者ではなく、患者さん自身です。何度も言うようですが、本人がもともと持っている病気に打ち勝つ力、自然治癒カです。たとえ病院で「末期ガンでもうダメですよ」と言われたとしても、治療法の選択の余地がなくなったのかと言えば、そうではありません。それは西洋医学的な治療では、手のほどこしようがなくなったというだけの話です。命ある限り、自分の自然治癒力を高めていく手段はいくつもあるのです。
これまで紹介してきたのは、その中のいくつかの選択枝にすぎません。私が知らない治療法ももっと他にあるかもしれませんし、まだ私が試していない機能性食品も多いことでしょう。また私自身、すべてのガンがこれらの治療や機能性食品で絶対に治るという保証もできません。ですが、西洋医学的なダメージを患者さん本人に与える治療法に比べたら、最悪な状態を改善するだろうし、延命することも可能だろうとは思っています。少なくとも、病院で「もうお手上げだ」と言われた人に、「まだこれだけ違う方法があるのだ」と治療の広がりを示すことはできます。
そこで、よし自分はこの治療に賭けてみようと思っていただけるなら、トコトン患者さんと一緒になってガンに対する戦略を考えていくことができます。それで良くなったらいいし、たとえ良くならなくても、最後まで何かできた、本人もやれるところまで自分はやったと納得できれば、人生に悔いを残さないと思うのです。考えられる最善のことを自分はしたという思いがなければ、悔いが残るでしょう。
現在は3人に1人がガンになり、4人に1人がガンで亡くなる時代です。いまだにガンと言えは“死に至る病”というイメージが強いのですが、その意味では、風邪や腹痛といったごくありふれた身近な病気のひとつだと言えるのです。また、そう思うことが、実はガンを治すうえでとても大切なことだと私は考えています。
ガンを目の敵にする必要はまったくありません。それを作ったのも、他でもない自分自身なのです。自分が作ったものを、作った本人である自分が治せないわけがない。そう信じて、ガンと向き合うことが、自然治癒力を高める基本にもなります。生まれてから死ぬことまでを含めて、その人の人生です。この世に生きている限り、人は、いずれ死を迎えます。死は誰にも平等にやってくるのです。ある意味で人生とは死への道のりだということもできるわけです。だからこそ、最後の一瞬まで、みんな自分の生をより充実させるために一生懸命に生きていこうとするわけです。風邪をこじらせて肺炎を起こして亡くなる人もいます。交通事故で死ぬ人もいます。
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ガンで亡くなる人もいます。死ということでは、みんな同じです。病院の救命救急センターには、日に何人も、急性心筋梗塞などの心臓発作で運ばれてくる人がいます。その人たちの5人に1人は、元気に退院することはできず、帰らぬ人になるのです。家族との最後の対話もできずに死んでしまう。こうした病気に比べると、ガンは即死するということはありません。ガンは決して“死の宣告”などではありません。
とりあえず症状を抑えて、暴れないでくれとなだめすかしてガンと共生していく生き方もあります。積極的にガンと闘って、治癒に向けて精一杯努力するという生き方もあるのです。どんなふうにガンとの付き合い方を選ぶのか。どのような治療法を選ぶのか。それはすべて患者さんであるあなた自身が決めるべきことなのです。
最終的に自分の人生でいろいろ選択をして、自分で納得のいく“満足した最後”を迎えられれば、それは充実した人生だったと言えるのだろうと、私は思っています。そのためにも、ガン、ひいては病気の治療法は西洋医学的なものばかりではない、ということを知ってもらいたいのです。
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