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"ガンの発生要因の35%が食事"
というこの衝撃の事実
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■ それぞれのガンと食の関係
もう少し具体的に、各臓器で発生するガンの主な特徴と、喫煙の習慣も含めた“食”の関係を見ていくことにしましょう。まず上から、口腔や舌、咽頭などにできるガン。これらは、ほとんどがタバコと関係があります。特に咽頭ガンに関しては、タバコを吸わない人には極端に少ないガンです。次に食道ガン。食道は、食物が通過するだけの非常に壁が薄い器官です。胃に比べると、はるかに壁の厚さが薄いのです。
だから、すぐに壁内に腫瘍が出てきます。食道の通過障害が出たときには、ほとんどが進行ガンです。転移もしやすい傾向があります。できるだけ早期発見に努めることが大切です。ガンができる場所としては、度数の強いアルコール、熱いお茶やお粥などが食道を通過するときに、食道粘膜が障害されて、その障害された部分にできやすいと言えます。
肺ガンには、大きく4つの種類があります。扁平上皮ガンと腺ガン、それに小細胞ガンと大細胞ガンです。この中で、扁平上皮ガンというのは、肺の真ん中あたりの肺門部にできやすくてこれはほとんどがタバコに関係があります。かつては男の人に多いガンだったのですが、最近では喫煙する女の人も増えてきましたので、当然ながら女性にも増えてきました。このガンは、わりに手術がしやすく放射線治療が有効なガンです。
腺ガンというのは肺の末梢にできやすく、女性にも多い肺ガンです。これは、一般に化学療法が効きにくいと言われています。小細胞ガンは発育が早く、小さなうちから転移しやすく、進行が速いガンです。治療としては、手術がきかず、もっぱら化学療法と呼ばれる抗ガン剤が中心となります。大細胞ガンも発育が比較的に早いガンです。
胃ガン。いままで日本でいちばん多かったガンです。これには保存食、つまり塩分の多い漬物や干物などを食べる食習慣が影響していました。かつて日本人は、塩分の過剰摂取だったわけです。胃には、胃を守っている粘液があります。その粘液が、塩分の摂取が多くなるとなくなっていくのです。
図 ガンと食の関係
もう少しわかりやすく言うと、たとえばタコのぬめりをとるのに、よく塩で揉んだりします。それと同じで、摂取する塩分が多くなると、その塩によって胃のぬめりも取れていくのです。そのときに胃を防御する因子も一緒になくなっていくわけです。
さらに胃ガンの発生因子として、加工食品の酸化防止剤や発色剤としてよく使われるアミンという物質があります。これが、漬物などに含まれる亜硝酸塩とくっつくとニトロソアミンという強力な発ガン物質が生成されます。こうした食べ合わせによっても、発ガン因子はできてくるのです。
最近では胃ガンの発生にヘリコバクター・ピロリという細菌が大きく関与していると報告されています。胃ガンに変わって、日本でも増えてきたのが大腸ガンです。これは肉食に関係しています。欧米人に非常に多いガンです。肉食によって摂取される動物性脂肪と動物性タンパク質の過剰摂取が、その大きな要因です。
乳ガンも、増加傾向にあるガンですが、これは女性ホルモンと関係しています。動物性脂肪は、女性ホルモンを増加させる働きがあります。乳ガンは、北欧やニュージーランドなど、乳製品の摂取率の高い国に多いガンです。乳製品も動物性脂肪を多く含んでいるからです。日本の日常の食卓に、肉食と並び、チーズやバターなどが並ぶようになったことが、乳ガンの増加の原因となっていると考えられます。
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