|
■ 気とは何か
気という言葉は、日本でも中国でもごくありふれた日常語として使われています。古来より、何かの働きがあって、目に見えないものを“気”と呼んでいたようですが、日本と中国では気に対して捉え方が違います。中国では唯物論的立場で、気をあくまで物質として認識しています。日本では、「気がつく」「気にする」「気が合う」「気を失う」などの言葉からも分かるように、人と人の間合いや関係を通じて抽象的な精神的要素に使われているようです。
いずれにしても、古くから洋の東西を問わず、この自然宇宙に浸透する生命エネルギーを、人は気、エーテル、プラーナ、霊力などと呼んできました。最近の研究では生命エネルギーだけでなく、ある種の生命情報として認識されることもあります。とはいえ、気は、残念ながら最先端の現代科学でも十分には解明されていません。最近
は気功師の出す外気を科学的に分析して、赤外線、低周波の音波、光量子、静電気、電磁波、磁気などが観測されたとの報告がありますが、まだまだ未知の領域です。
日本医科大学の故品川教授が、生前、気功師と気功を受ける被験者の双方の脳波を測定したことがあります。そのとき、両者の脳波には同調現象が観察されたということです。人から人に何らかの情報が、気によって伝達された可能性があります。つまり、気は何らかの情報を持った生命エネルギーと呼べるかもしれません。今後の研究が非常に期待され特に東洋医学においては、気をとても大切な体の要素として考えています。そこでは、気は以下のように分類されています。
|