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人間には必ず備わっている神秘
“自然治癒カ”とは
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西洋医学の治療はどうしても体に浸襲を与えます。治療の対象が患者さん自身ではなくて、病気の箇所を手術で取り除いたり、放射線治療で焼いたり、
抗ガン剤で細胞を殺したりするので、その副作用が体には負担となるのです。そのダメージをはねのけて回復する力のある人は、当然、良くなっていきます。
そしてその回復する力こそが自然治癒力なのです。ここで少し治癒について話をしましょう。
■ 治癒のしくみ
西洋医学は病気になった外的要因の方に目を向けていますので、その人が本来持っているはずの自然治癒力を重要視してきませんでした。
西洋医学では、一般の細菌感染である肺炎が治るのはその細菌を殺菌する抗生物質が効いたと考えます。しかし、抗生物質にも限界があります。
実際、抗生物質の多用で抗生物質に効かないMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)をはじめとする多種の細菌が増加しているのが現状で、
こうなってしまえば現代医学では治療法がありません。
本来、抗生物質が効いて治癒するということは、抗生物質がある程度効いて細菌数を減少させ、自然治癒カが発揮される環境を整えたからなのです。
これは、特に免疫力がないような場合を考えるとわかりやすいでしょう。免疫力がないと、白血病などで抗ガン剤を大量に投与し骨髄移植する場合のように、
いつも無菌室の中でしか生活できない状態になります。健康であるからこそ、たとえ一般の細菌感染が起こったとしても、
抗生物質を投与して免疫力が働く環境になれば、日常生活をしていても自然治癒力が働いて病気が治ってしまうのです。
ケガのことも考えてみましょう。手をナイフで切ったとします。傷口から出血して血小板や他の凝固因子の働きで、血液が凝固して血餅となり、傷口を塞ぎ保護します。
その後、傷口にはごく軽い炎症が起こって白血球が集まり、細菌からの感染を防いだり、死亡した細胞や不純物を除去し清掃します。
そして、繊維芽細胞が増殖して肉芽組織が形成され、そのなかに新生血管が作られます。さらに皮膚組織や、皮下組織が修復されて傷が癒えます。
この一連の治癒の流れが、自然な働きとして私たちの体の中にあります。ガンの場合も当然、免疫系をはじめとしてさまざまな治癒の働きが存在するのです。
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